アンジーの場所
ここはあんちゃんのお気に入り。
おばあちゃんのお部屋だったのだが2年前に天国にお引越しした後は夫婦の読書室となった。
このソファを設置した時から予感はあった。
彼女はふかふかが大好きなのだ。
部屋の中の1番ふかふかした場所を陣取る。
無ければ自分でふかふかをつくる。
例えば寝室。
ベッドメイキングしてぴしっとした状態は好まない。
ベッドのお布団を掘り掘りして、もさもさにして、ボリュームたっぷりに盛りあげてその上で長〜くなって白眼むいて寝ている。
ご主人様のベッドという観念などさらさら無い。
気持ち良い所は全て『あんちゃんの』なのだ。
それは、とても当然で自然な事らしい。
どれだけ呼んでもつっついても全く動かない。目線さえ変えない。
サルーキだからなのか単なる性格なのかわからないが、仔犬の時から変わらずなので仕方ないとあきらめている。
その自然体を羨ましくもおもう。
親馬鹿だとも十分自覚している。